【鍼灸院が商業施設に入った結果】移転のメリットデメリットを解説

鍼灸師向け

開業してうまく流れに乗るとよほどのことがない限り失速しません。

かといって一気に伸びるかと言えばそうでもないのがこの業種。

うちも10年やってきてようやく移転を決意しました。

地方のテナント状況などわかりませんが同じように移転をしようかどうしようかと悩んでいる方がいるかもしれませんので、今回は移転についてお話したいと思います。

拡大移転のメリット・デメリット

移転をするというのはメリットもあればデメリットもあります。

簡単に整理しておきましょう。

移転のメリット

移転というのは基本的に現時点での院の状況をよりよくするために行います。

賃料が高すぎるなら安くしたり、1人でやっていたのを人を雇って大きくしたいとか、理由は様々です。

簡単に移転のメリットをあげてみましょう。

  • モチベーションアップ
  • 雰囲気が変わる
  • 人の流れが変わる
  • イメージアップ
  • 新たな課題の整理

これらのメリットがうまく作用すると単純に増収が見込めます。

数字を洗い出す作業もあるのでそこで新たな課題が見つかり、これは経営者としてのレベルをひとつあげてくれます。

デメリットも当然ある

移転はいいことばかりじゃありません。

一番大きなデメリットは少し離れただけで患者さんが来なくなるということです。

どんな場所であれ、全ての患者さんにとって行きやすい、行きにくい場所というのがあります。

アクセスが不便なところから便利なところへ移転したとしても中には行きにくいなぁと思ってしまう方は当然いるんです。

腕があれば必ずついてくる、信頼があればみんなついてきてくれる、そう考えているとあまりの反応の違いに愕然となりますよ。

もう一つ大きいデメリットは多額の費用がかかる点です。

特に原状回復には完全にしてやられました。

これは契約時に家主が負担するというのを契約で交わしておけば問題ないのですが、おそらくほとんどのテナントは退去するときに原状回復は借り主がするとなっているはず。

これが非常に高額なんです。

うちの前テナントは40平米でしたが床のタイルカーペット、クロスの全張替え、さらには天井の塗り直しでなんと70万持っていかれました…。

この2つのデメリットは要注意です。

移転を決意させた3つの理由

移転をせずにそのまま院を維持させるというやり方もあります。

なのにリスクを背負ってまでなぜ移転したのかというとこれには3つの理由があります。

  • 患者さんからの不満
  • 年収アップ
  • チャレンジ

1つずつ詳しく書いていきます。

患者さんからの不満

この不満はなにかというと「予約が全然とれない。」という不満です。

1人でやっているのだから全て僕に予約が集中するのはあたりまえですよね。

長くやっていれば当然予約が埋まっていきやすくなるし、患者さんが行こうと思ってくれてもなかなか空きがないという状態になるんです。

これは嬉しい反面良いこととは言えないんです。

人気店ならその患者さんはどうにかしてスケジュールを空けて来てくれるだろう?

もしあなたがそう思っているのなら考えを改めたほうがいいです。

そんな患者さんは本当に一握り。

大抵、近くの別の治療院に行ってしまうんです。

経営的に言えば機会の損失はそのまま競合店の利益になってしまうんです。

予約が取りやすいというのは患者さんにとって重要なファクターです。

これを作り出すために拡大移転し、スタッフを雇用することで解消しようと考えました。

年収アップ

治療院、鍼灸院というのは結局時間の切り売りです。

1人ではどうあっても限界を迎えます。

単価を上げ続けるのも悪くはないですがこれはよほどブランディングを理解していないと最終的には失敗に終わります。

僕には家族がいるのでさらに収入をあげないと子どもたちに満足な教育や美味しいものをたべさせてあげられないという危惧がありました。

年収をあげるためには移転することで受け入れ患者人数を増やすことが最善策だと判断しました。

チャレンジ

移転はリスクの塊でもあります。

しかし大きな可能性を秘めているのも事実。

失敗したら多額の借金しか残らないので家族にはかなり苦しい生活を強いることになります。

しかし僕はこの可能性に賭けたいと思いました。

僕はもともと開業する時に

鍼灸師が鍼灸師らしく、自分らしく働ける環境を作りたい

そう思って開業しました。

人を雇うのはその人の人生を背負うことでもあるし、給料もださなくてはならないのだから最初はリスクしかないようなものです。

しかし逆にそこを乗り越えることができれば自分の目標に近づけるんです。

このタイミング、40歳でやらなかったらきっともうできない、やろうと思わなくなる、そう考えて挑戦しようと決意したんです。

移転の大きなリスク

上でも書いたように原状回復も高額ですし、新しいテナントとの契約もかなり高額になります。

さらに内装工事がまず間違いなく必要になるので費用はさらにかさみます。

そうなると自己資金だけではぜっったいに無理なんです。

そこで必要になるのが融資。

つまるところ借金ってわけです。

自己資金0の僕は融資に100%依存。

最初は日本政策金融公庫に相談に行きました。

2年経った今でも忘れません。

担当者はSさん。

「これだと仮に1000万融資しても半年で潰れますよ?」

めっちゃ厳しい!

けどこんなの当たり前です。

お金を借りるということは返さなくてはならないということ。

貸す方からしたら確実に返してもらわないといけません。

そういう相手じゃないと貸せないのは当たり前ですよね。

確かに経営の状況をきちんと分析したら賃料だけじゃなく返済も加わったらもう生活できないレベル。

そう思われても仕方ない数字。

まあでも正直半年で…というのは言い過ぎ。

1人なら1年は持った(爆)

あれこれあって近くの信用金庫さんが信用貸ということで700万融資してくれました。

移転先を商業施設に決めた理由

移転をするということはより集客力が高く、より利益をだせるテナントを探すことになります。

前の記事、

鍼灸院開業で成功する立地条件とは?3つのポイントを抑えよう

でも書きましたがちょうどいい広さ、駐車場、エレベーターなど患者さんにとって来やすい条件が揃ったテナントというのはめったにありません。

特に東京では本当に無い!

地方は広い駐車場付きで賃料が安いところも多いと聞きます。

うらやましい!!

まあそんなわけで数ヶ月ほどテナントを探していたんですがまったくでない。

どうしたもんかと考えていましたがふと思いついたんです。

そうだ、商業施設の中ならぴったり!と。

商業施設のメリットは

  • 駐車場の心配がいらない
  • 集客力抜群
  • 場所がわかりやすい

大きいメリットはこの3つです。

あとは広さと賃料が条件に合えば文句無しとなります。

今回はテナントの形だけやや不満が残りましたが他は全て二重丸!

商業施設を選んで大正解でした。

集客はホームページが超重要!ホームページ作成にオススメの本3冊

とはいえそんなに簡単に集客できるかと言えば全然そんなことないんです。

鍼灸院なんてファーストフードやスタバのようにちょっと寄っていこうぜなんて店じゃないんですから。

当院の場所は外から見られるのでかなり目立ちます。

でも今の時代は気になったらすぐにHPや口コミをみて、そこから来院するかどうか決めるんです。

場所がいいというだけでは人は絶対に来ません。

重要なのはホームページです。

HPを作るのに自分の思いをただ詰め込めば良い、そんな考え持っていませんか?

HPは見てもらわないと意味がないんです。

上位に上げるためにはSEOを学んだりキーワードを考えたりしなくてはいけません。

ホームページをより濃いものにして自動的に集客し続けさせるための本を3冊ご紹介します。

いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本

全くわからないという方はまずグーグルマイビジネスを徹底的に作り込みましょう。

こちらの本はグーグルマイビジネスの教本のようなものです。

いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本

沈黙のWEBライティング

今でも読み返すほど超濃密なライティング本です。

基礎が詰まっていますので開業目指す方は必読。

2021年11月末までKindle版がセール中!

今なら半額で購入可能です!

沈黙のWEBマーケティング

沈黙シリーズのこちらはマーケティングを軸にした本です。

こちらも基礎がぎっしり詰まっています。

11月まで期間限定セール中で半額程度で購入できます。

まとめ

というわけで今回は僕の移転の話から移転のメリットデメリットをあげてみました。

移転は非常に勇気がいりますが集客や経営の基礎を学んで実践していけばきちんと結果はでます。

移転を考えているほどの鍼灸師ならある程度技術力はあるはずですから、さらにホームページの作り込みやSEO対策をしていけば成功するはずです。

僕も移転してまだ1年半しか経っていませんが年商でいえば約倍になりました。

もちろん出ていくお金もめちゃくちゃ増えましたがね(泣)

開業を目指す人、移転を考えている人、一緒にがんばっていきましょう!

上の本は本当におすすめですからぜひチェックしてみてくださいね!


鍼灸ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました