梅雨に入ったのが少し遅めだった今年の関東地方。
しかし5月末から胃腸の不調を訴える患者さんがとても多くなりました。
小さいお子さんを持つ方は子供が胃腸炎でやられたという話も多かったです。
1年の中でもこの時期は特に多いと感じます。
今回はこの原因を解説し、不調を整えて早く治るツボを紹介していきます!
梅雨の胃腸の不調は○○ストレスが原因!改善する6つのツボ
ストレスの原因は季節
ストレスというと対人関係、オーバーワークなどを考えがちですが実は気温の変化も体にとっては十分ストレスなんです。
こんなセリフを一度は聞いたこと、言ったことありませんか?
「気温の変化が凄すぎて体がついていかない。」
20代とか30代くらいまではあまり感じることのないものかもしれません。
しかし歳を重ねれば重ねるほどにこの気候、気圧の変化を体感しやすくなります。
胃腸はストレスにとても敏感に反応する臓器なんです。
生活環境が変わったり季節の変わり目というのは精神的にも肉体的にもストレスが強いので胃腸が弱い方や疲れが溜まっている方は不調になりやすくなります。。
胃腸の働きは自律神経が関わる
胃液の分泌、食べ物の消化吸収、老廃物の排泄などあらゆる働きに自律神経が関わっています。
ストレスで自律神経が乱れるというのは皆さんご存知かもしれませんね。
ゆえに胃腸はストレスに大きく影響を受けてしまうんです。
なので胃腸の不調を改善するには自律神経を安定させることが大切。
胃腸だけに効かせるより自律神経を安定させることが胃腸の不調を早く整えることになります。
胃腸の不調を整えるツボ
お腹編

中完(ちゅうかん)
中脘はおへそと胸骨の下を結んでちょうど中間にあります。
中脘だけに(笑)
このツボはとても重要なツボで、ツボの道【経絡】の始まりであり終わりでもあります。
胃腸の不調に必ず使うと言ってもいいくらいしょっちゅう使うツボです。
胃腸の調子が整うだけでなく呼吸器系、婦人科系、自律神経の安定にも使えます。
天枢(てんすう)
天枢はおへそから指3本分横にあるツボです。
ここは下痢や便秘など大腸関係疾患によく使われます。
ほんわかとお灸であったかくなると体全体がすーっと軽くなるような感じがあります。
関元(かんげん)
関元はおへそから指4本分下にあるツボです。
ここは全身のだるさや無力感、婦人科系、泌尿器系の疾患にも効果的。
手足編
神門(しんもん)

神門はメンタル系、自律神経症状に対してよく使われます。
またそれだけでなく目、舌、のど、肺や胃腸に対しても効果のあるとても優れたツボです。
梁丘(りょうきゅう)

梁丘は膝や脚の症状に効きますが、有名なのは下痢止め。
下痢に対してとても強い効果を発揮すると言われています。
良く効くので刺激が多すぎると便秘になるとか。(実際にそうなったということは聞いたことがないです(;´・ω・))
また急性の胃の痛みにも効果大!
足三里(あしさんり)

足三里は非常に有名な胃のツボです。
ここに毎日お灸をすることで風邪予防にもなりますし、胃の調子が常に整えられます。
むくみにもいいし、腰痛にも効果を発揮します。
最後に:ツボも大事だけど胃腸が不調のときは休息も大事
胃腸を休ませることはとても大切です。
休ませるとは胃腸の負担が増えないように食べる量を減らす、または食べないことです。
風邪を引いた時におかゆを食べるときありますよね?
あれは体調が悪い時に消化の悪いものを食べると胃腸の負担が強すぎて体の回復が遅れるからです。
エネルギーは必要ですが自然治癒力を活かすには食べ過ぎはNGなんですよ。
もし今、胃腸の調子がいまいちなら夕食だけでもおかゆや煮込んだうどんだけにしてみてください。
体からのサインをしっかり理解すれば無理に食べようとは思わないはずです。
胃腸が絶好調だとセロトニンもドバドバでますから、ツボへのお灸と食事の摂り方でしっかりケアとコントロールしていきましょうね!
ストレスと言えば今男性更年期が巷で話題ですがご存知ですか?
男性更年期の原因がストレスであることが多いのです。
男性更年期について知りたい方は是非こちらの記事をどうぞ!
男性更年期障害に効くツボ5選【ベテラン鍼灸師が原因と対策を解説!】
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