こんにちは。としひろです。
今回は妊娠中に鍼灸を受けるとこんなにいいことあるよというのを書いてみます。
症状については妻の妊娠(2回)、うちにくる患者さんたちの様子をもとにしています。
人によってはそんなのない、こうじゃないの?と思うこともあるかもしれませんがそこはご理解いただけると助かります。
妊娠中に鍼灸を受けるメリット
切迫早産などにも効果的な鍼灸

まず最初に。
ネットをみていると鍼灸が早産の原因になるとかツボ刺激は危険だなんて書いてあるところもあります。
しかし実際には逆で、切迫早産の予防に鍼灸は効果的であると研究結果がでています。
ではなぜこんなことが書かれているのか。
それは昔の鍼灸治療が強刺激だったからです。
今の鍼とは比べ物にならないほどの太さ、比べ物にならないくらい熱いお灸。
そんなものをやれば身体は拒否反応を示します。
それが妊娠中の方にはきつすぎたということです。
今の鍼灸は昔から比べれば非常に優しい施術となります。
鍼もほとんど痛くない、お灸もあったかいくらい。
ほどよい刺激は安産にも繋がります。
大昔の情報に惑わされず気持ちよい鍼灸を是非うけてみてくださいね。
妊娠初期の体調不良にも◎
妊娠初期はつわり症状に悩む方がとても多いです。
吐き気だけじゃなくよだれつわり、食べつわり、貧血、動悸など、初めての妊娠であれば特に気が滅入ると思われます。
鍼灸はこういう症状にも効果を発揮します。
特に裏内庭、内関、三陰交は効果的です。
※注意※ツボは強く押す方がよく効くというわけではないので心地よい程度の強さで押しましょう!
長い人は20週くらいまでつわりで悩む方もいますが、少しでも症状が楽になると気分もだいぶ変わりますよ!
心も身体も急激な変化でびっくりしている時期なのであまり無理しないことがいいですね。
妊娠中期は安定しているけど…

中期になると初期が嘘かのように体調が戻ります。
うちの妻はそうでした。
食の好みも戻る方が多いのではないでしょうか?
25週を超えてくると逆子がちらほらでてきます。
産院の先生によってはしばらく様子を見ましょうといわれてぎりぎりまでなにもしないという方もいたりしますが、逆子のツボ刺激はとても効果的ですし安産のツボとも言われています。
早い段階から受けて、継続するのがおすすめです。
逆子の灸は足の小指の先にある至陰というツボです。
ここをお灸で適度な刺激を繰り返すと足から全身がぽかぽかになり、お腹のあかちゃんがぐにぐにと動くんです。
効果は人それぞれです。
一回で治る人もいれば、何回やっても治らない人もいます。
これは赤ちゃんの性格によるのかもしれません。
肩こりや腰痛にも丁寧に、痛すぎない刺激で鍼灸をやるととても効果があります。
妊娠後期はむくみや腰痛がつらくなる人多し
後期はむくみが強くでる人も多いですね。
お腹が張るから散歩できない、切迫早産の可能性もあるなんて方は気軽に外にでれないし、もうすぐ出産と考えると少しナーバスになってしまう方もいらっしゃるかと思います。
そういうときも鍼灸はとてもいいんです。
むくみ解消やストレスの緩和は鍼灸の得意とするところです。
ここでも至陰や頭のてっぺんの百会なんかを使うと心も身体も落ち着きます。
強い刺激はいりません。
あくまでもやさしくていねいに。
いつでも身体を楽にする。それが鍼灸。
妊娠中のいかなる時期でも刺激を丁寧に調節すれば妊娠中のつらい時期を楽にすることができます。
もちろん個人差はありますし、妊娠というのは病気というわけでもないですから、症状がきれいさっぱりなくなる!なんて方はほぼいないでしょう。
しかし10ヶ月という長い時間、毎日徐々に重くなって動かしづらくなる自分の身体を楽にすることで心も穏やかになります。
妊娠・出産というのは夫婦で、家族で力を合わせることが理想だと思います。
わざわざつらい妊娠期間を送る必要はありません。
一人でがんばろうとせずに頼れるところは頼っていいんです。
鍼灸で少しでも多くの方が妊娠期間を楽しく過ごせることができたらとてもうれしく思います。
妊娠中で体調が優れない、コリがつらい、逆子なんかで悩んでいる方はぜひぜひお近くの鍼灸院へ相談してみてくださいね!
今、お灸は家でもできます。
熱いとか煙いとかでやりたがらない人も多いですけど、お灸の効果は素晴らしいものです。
こちらの記事でお灸の効果についてまとめましたので、家でお灸ケアしたい方は是非読んでみてください!
お灸の効果、セルフ灸のやり方などベテラン鍼灸師が疑問にお答えします!
ではまた!
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