先日、ドラムの先生から面白い話を聞きました。(あ、ドラムを長男と習ってます。)
僕「ボン・ジョヴィって凄い単調で叩きやすいですよね。」
先生「あー、それはね、わざとそうしてるんですよ。」
僕「わざと??」
先生「そうそう、簡単にして誰でも受け入れられる聴きやすい曲にすることで多くの人に聴いてもらうようにしてるんですよ。他のロックバンドからはいろいろ言われてたけど結果としては大成功したんですよ。」
これを聞いて衝撃が走りましたね。
だって僕の中ではボン・ジョヴィってロックよりもポップスに近いイメージで正直あんまり好みではなかったから。
それがまさかマーケティング戦略によるものだったとは・・・。
おそらく今では自分たちのやりたい曲を作っているんでしょうけど、売れる前とかここぞという時に外部プロデューサーをいれて、売れるための曲を作ったというのは治療院経営にも通じるものがあります。
ボン・ジョヴィから学ぶマーケティング戦略【自分が喜びたいのか患者に喜んでもらいたいのか】
マーケティング戦略により大きく飛躍することができる
どの時代、どの業界でも強く大きくなるところはマーケティングで戦略を練っています。
自分の顧客やライバル社を分析して、市場で求められているもの、自分のところでなにができてどういうターゲット向けに商品を展開すれば良いのか。
広告はなにを使うことで最も効果を発揮するのかなどなど。
ボン・ジョヴィだけじゃなく今活躍しているアーティストは必ずこういう戦略を練る人がいます。
ボン・ジョヴィの場合は売れ線に走ったとバカにされた時もあったようですが、そうすることでより多くのファンを集めることに成功し、今や世界中で愛されるロックバンドとなりました。
治療院におけるマーケティング
このブログでもたびたびマーケティングは重要だと言っていますし、サイドバーにも僕おすすめのマーケティングの参考書を貼り付けています。
ちなみに最初勉強するなら沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディションが絶対おすすめです。
マーケティングを勉強し実践したことで僕の鍼灸院は確実に業績を大きく伸ばしました。
単純に年商がほぼ倍になりました。
その中で自分になにができるのかを深く見つめ直したことで技術的にもレベルが上がったように感じます。
自分が喜ぶ治療
治療院業界で多いのはこういうのです。
ホームページとかあちこちみるとこういうの見ませんか?
「うちは〇〇であなたの不調を改善します!」
「○○治療で△△の改善率99%!」
とかね。
これは施術者が喜びたいだけなんです。
〇〇治療法とか受ける側からしたらどうでもいい話なわけです。
飲食店で例えてみましょうか。
「この調理法であなたのお腹は大満足!」
なんて書かれているお店があるとしたらあなたは行きたいですか?行こうと思いますか?
たぶん思わないはずです。
お腹が空いたあなたに調理法はどうでもいいんですから。
興味があるのは味、ボリューム、見た目。
そんなところのはず。
調理法はあくまでも自分が喜ぶことなわけです。
患者が喜ぶ治療
ここでマーケティングを勉強すると自分のやりたいことよりも「どうしたら喜んでもらえるのか」を考えるようになります。
患者が喜ぶということはリピート率もあがるし評判もすこぶる上がっていきます。
では患者が喜ぶ治療ってなんだろうと考えてみると
- 良くなる
- 気持ちいい
- ストレス発散にもなる
こんなところだと思います。
ここで終わらせてしまうと自分が気づいているだけで患者さんには届きません。
患者さんに届かせるためには【結果】を伝えてください。
あなたの治療を受けたら【結果】どうなるのか?
これ難しいんですけどね。
何日も何日ももずっと考え続けてようやく答えが見つかるようなそんなレベル。
ボン・ジョヴィが売れた理由
ここで話を最初に戻しましょう。
ボン・ジョヴィはルックスも歌唱力もハイレベルでしたし、アメリカよりも日本で先にブレイクしました。
しかしアメリカ本土でブレイクさせるためにはやはりマーケティングが必須だったんです。
外部プロデューサーを迎え入れてこういうことをしたらしいです(ドラムの先生が教えてくれたので本当なのか確認取れていませんが詳しい方ぜひ教えて下さい。)
- 当時売れ線の曲調にシフトした
- 作った曲をファン以外の女性に聴かせてた
- 高評価をもらえた曲のみでアルバムを作った
ここに自分たちのやりたい曲をやろう!というのはなかったんですね。
まず売れること。
それから自分たちのやりたい曲をやる。
恐ろしいほどマーケティングによる戦略がハマったわけです。
まとめ:だからマーケティングは勉強するべき
治療院業界、鍼灸院業界は自分がこんなことできるよ!というのばかり言いたがります。
それはとても素晴らしいことなんですが伝え方があまりにも自己主張強すぎてちょっと遠慮したいって思う人も多いんです。
伝え方をスマートにすることで反応は驚くほど変わります。
ちなみにマーケティング戦略をするのはおもちゃ業界も同じです。
トランスフォーマーを売り出したバズプロもマーケティングにより大ヒットさせたんです。
僕の別ブログで紹介しているので興味ある方はどうぞ。

ぜひマーケティングを勉強してみてくださいね。

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