鍼灸師で年収1000万以上は可能です。【そのなり方を解説します】

鍼灸師向け

鍼灸師はとても地味な職種で、表舞台に立つというより裏で支える感じの職業です。

修行、勉強をし続け技術力の向上や知識を増やし続けるところなど職人気質なところもあります。

そんな鍼灸師の年収ってこれから鍼灸師になりたいと考えている方は気になりますよね?

また鍼灸師としてすでに活躍している人も年収1000万を超えられるか気になる人は少なくないと思います。

今回は知られざる鍼灸師の年収や日本の上位5%という年収1000万以上に入れる可能性はあるのか、そのあたりのお金事情について書いていこうと思います。

動画でも解説していますのでこちらも是非!

年収1000万以上の鍼灸師になる方法

鍼灸師の平均年収

まず鍼灸師の平均年収をみてみましょう。

雇われと独立開業とで少し変わってくるのですが、治療院勤務(鍼灸院、鍼灸整骨院、病院など)で350万前後と言われています。

日本の給与所得者の平均年収は430万程度と言われていますから、比較すればかなり低めと言わざるを得ません。

月収の平均は約30万と言われていますがこの実態はおそらく法人のみで計算されていると思われます。

ここから税金や保険料を差し引いて手取り25万前後が平均とあちこちで書かれていますが、そもそも個人事業のところがほとんどなので健康保険料も厚生年金も未加入なので引かれません。

引かれるとしたら所得税や雇用保険程度のものです。

ボーナスをだしてくれるところはごく少数というのも一般的には知られていないかもしれませんね。

僕も雇われ時代はボーナスなんて一回ももらったことないですし、もらえるところは一部のグループ院くらいのものじゃないでしょうか?

しかも一般企業のように数カ月分もらえるなんてまずありえません。

それから年代別の年収が他のサイトで出てたりしますが鍼灸師において年代はあまり関係ないと思っていたほうがいいです。

鍼灸の技術はあくまでも経験によるものが大きいですから、例えば脱サラして鍼灸師になった40代がすぐに月収30万もらえるかといえばそんなことないわけです。

なぜ鍼灸師の年収は低いのか

鍼灸師の年収がなぜ低いのかを解説していきます。

以下の3点が低さの原因と考えられます。

  • 認知度が低い
  • 受療率が低い
  • 拘束時間が無駄に長い

それぞれ深堀りしていきます。

認知度が低い

鍼灸師や鍼灸を目指すような人には知ってて当たり前なわけですが、鍼灸がいったいなにをするものでどういったものに効果があるかなんて知らない人のほうがまだまだ多いんですね。

だからなにか不調が起きたときに病院以外の選択肢の中に鍼灸がでてこない。

流行りと言われる美容鍼だっていまだに「美容鍼ってなにするんですか?」「美容もできるんですか?」という質問をされる程度の認知度なんです。

認知されてなさすぎ…。

受療率が低い

鍼灸の受療率は5%から7%と言われています。

たった7%ですよ?

簡単に言えば1万人肩こりの人がいても700人しか鍼灸を受けないということです。

受ける人が少ないとそれは売上の低さに直結しますし、従業員の給与も上げられないということになります。

拘束時間が無駄に長い

多くの治療院は昼休みを設けています。

うちも90分昼休憩をいただいています。

しかし中には12時から3時までがっつり3時間休憩をとっているところもあります。

昼休みは施術をしないので1円も稼げませんから長すぎる昼休みはまさに無駄な拘束時間となります。

鍼灸師で年収1000万は無謀な夢なのか

年収1000万というのはどの職業であってもひとつの目標だと思います。

現状稼げない業界に入る鍼灸からすればその目標はなかなかハードルが高いかもしれません。

しかしまったく不可能というわけではありません。

おそらくグループ院の経営者や有名人・芸能人を相手にしているブランディングの上手い鍼灸師は年収1000万を超えているでしょう。

また鍼灸師は仕事の場所を選べる自由さがあります。

雇われと言っても治療院だけじゃなく病院に入ったりすることもできるしプロスポーツチームに所属することもできます。

開業も店舗をだす、訪問専門にする、フリーランスで場所を決めずに働くこともできます。

上の方でも書きましたが受療率たった7%の業界ですから年収1000万を目指すならただ技術を磨くだけでは無理です。

営業力を身につけたり接遇力を高めたり、コネクションを広く持つように動いたりする必要があります。

鍼灸師が年収1000万になる方法

利益率の高い業界ですから工夫すれば年収1000万はいけます。

僕もまだ半分以下の年収ですが(涙)やはりこの目標は達成したいですね。

鍼灸師に限らずお金の稼ぎ方というのは①雇われ②自営③経営者④投資の4種類です。

④はお金でお金を生むということですがこれに関しては詳しくないので割愛させていただきます。

①から③で年収1000万になる方法を解説していきます。

雇われの場合

雇われで年収1000万を目指すのはおそらく最もハードかもしれません。

しかし雇われならこの2つなら可能性があります。

大手グループ院の幹部

鍼灸院でグループ院というのはあまり聞きませんが鍼灸整骨院のグループ院なら結構ありますよね。

こういうところの幹部になれればもしかしたら1000万超えるかもしれません。

(相当がんばらないと無理そう…。)

しかしその状態だとプレイヤーではいられないかもしれません。

豪華客船の鍼灸師

まさに世界を股にかける職場となります。

YouTubeで豪華客船に乗っていた鍼灸師の方がその給与明細を公開されていましたが月収100万も珍しくはないようです。

しかも食費や家賃などかからないということで給料のほとんどは貯金できてしまうとのこと。

凄い楽しそうでやりがいもあるようですが技術力以上に英語力や営業力が必要とされるようです。

自営開業(店舗・訪問・フリーランス)の場合

年収1000万を達成するには開業が最も確率が高いと思われます。

自営というのは店舗を作って1人親方でやっていくか、店舗を持たずに出張訪問でひたすら回っていくかです。

店舗スタイルの場合

店舗スタイルは【受け】のスタイルです。

認知度をあげるためにホームページを作ったり看板作ったりチラシ撒いたりはしますが、患者さんが来るのを待つスタイル【受け】ということになります。

店舗スタイルはランニングコストをいかに安く抑えるかがポイントです。

ランニングコストを安く抑え施術料金をそこそこ高単価にし、リピーターを増やしていく。

1人親方で年収1000万を目指すとなると年商2000万は必要になるはずです。

逆算していきますと年商2000万で仮定したら月商約170万必要です。

週1休みで働くとして1日当たり65500円くらい必要です。

だいたい1人あたり60分の施術時間で設定しているところが多いのでそれで計算しますと60分7000円として…

毎日9人施術すれば年収1000万は到達できそうです。

施術をしない一般の方はたった9人で年収1000万ならかんたんじゃん!って思う方もいるかもしれませんが、もうほんと超大変です。

整骨院や整形外科のように保険ならまだしも自費で毎日9人くるというのは物凄い話です。

集客と体力に自信があってお金稼ぎたいという方は自営がいいかもしれません。

出張訪問の場合

出張訪問は【攻め】のスタイルです。

出張訪問のメリットはテナント代という大きいランニングコストがかからないという点にあります。

さらに保険で施術をすることが多く、患者さん負担が非常に少ないので集客も比較的容易ではあります。

しかし店舗スタイルと違ってとにかく数をこなす必要があります。

いろんなところに顔を出して自分を売り込み気に入ってもらう。

そしてその方たちからの紹介をいただけるように施術もしっかりこなす。

訪問で必要になるのは接遇力です。

心と心の対話を大事にする思いやりのある人で行動力もあるなら訪問でも年収1000万を十分に狙えるでしょう。

ちなみに僕のTwitterのフォロワーさんに最高月収250万までいった訪問専門の方がいます。

その方はとにかく攻めてましたね。

フリーランスの場合

フリーランスとはどこにも所属しないで自分のしたい場所で世界中どこでも仕事ができます。

コネクションがあれば一流アスリートのメンテナンスをしたり、海外セレブのケアをしにいったりもできます。

フリーランスは正直自分もよくわからない世界なのであまりつっこんだことは言えません。

しかしフリーランスで年収1000万を越えようとするなら世界を飛び回り自身の価値を存分に高めないとおそらく不可能でしょう。

経営者(オーナー)の場合

現在僕がここに半分足突っ込んでいるような状態です。

自分もプレイヤーとして施術をやりつつスタッフを雇い、スタッフに満足できる仕事環境を提供することを目標としています。

経営者は自分が施術をしなくても稼げるように仕組みを作ることで年収1000万へ近づきます。

技術的な勉強よりも経営、集客の勉強を多くしていかなくてはならないのが特徴です。

プレイヤーとはまた違うやりがいのある経営者ですが金の亡者になってしまう人もでてきます。

つまり売上だけを追い求めるようになり患者さんに必要のない物や必要のない高単価の施術を押し売りしてしまう経営者がでてきてしまうということです。

昨年、とある整骨院が高額回数券を売りまくったあげく倒産しました。

30回とか50回とか施術が必要な症状ってなんだよって話なんですが、買わないと帰れない雰囲気があり買ってしまったという方は少なくなかったようです。

まあ結果として潰れたわけですが、心をなくした会社は倒産しますから、僕もそうならないように常に気を引き締めて施術しています。

少し話はそれましたが経営者の場合テナント代や人件費などを考えると多店舗展開しなくては難しいのではないかと考えています。

地方の広くてもテナント代が安いならともかく都心部で大きいところを借りようとすると月に100万くらいかかってしまいます。

人も多いけどライバルも多いのが都市部の特徴なのでマーケティング、ブランディングの勉強は必須となりますね。

お金で苦労しない鍼灸師になるために読むべきオススメの本

腕があれば人はくるなんていうのは遥か昔の話です。

いまや高齢者でもスマホを使いクチコミを読んだりホームページを読んでから来てくださいます。

ホームページやSNSで自分がどういう人間か、どういう気持ちでやっているのか、なにができるのかなどをうまく伝える必要があります。

説明が下手だと患者さんは施術の必要性を納得してくれません。

しかし説明が上手だと施術の必要性を強く感じ、改善するまで任せてくれるようになります。

説明力はとても大事です。

ホームページにもこの説明力は活かすことができますし、構成力も説明に役立ちます。

これらの力を高めるために僕が実際に読んで非常に良かったと思う本をご紹介します。

Webライティング:沈黙のWebライティング

Webライティングとは患者さんが自分の治療院を探しやすくし、読者が知りたい情報を上手に伝える方法です。

自分の魅力、自分の技術を20%しか伝えられない鍼灸師も多いです。

よくホームページは名刺と同じと言います。

ただ名前しか書いていないより、デザインがオシャレだったりわかりやすい肩書があったほうが、その人のことがよくわかりますよね。

ホームページなら鍼灸院です、肩こり腰痛できます、住所は〇〇です、なんてページよりも、当院は〇〇で悩む方が多く来られていてほとんどの方が3回で改善します。その理由は〇〇で…△△という特徴があって…というように自信の強み(USPと言います)がきちんと書かれている方が絶対伝わりやすい訳です。

これを強くするためには専門書を読むのが一番勉強になります。

読んで実践してみるとわかりますが実は自分の強みをきちんと言語化できてる人って少ないです。

こちらの本はマンガ形式で合間にわかりやすく解説が入っています。

初心者でも玄人でも超オススメ。

Webマーケティング:沈黙のWebマーケティング

鍼灸師というのはある程度なんでもできてしまいます。

基本的には血流を改善することに繋がりますし、人間の不調なんて基本血流が悪いからというのもありますからね。

しかしなんでもできますでは不調に悩む患者さんに届かないんです。

そのためにマーケティングを学ぶ必要がでてきます。

マーケティングとは患者さんのニーズを理解し、それを満たすことのできる商品(施術)価値を提供し、売り込みをしなくても自然に患者さんが集まる状態を作ることです。

とても難しそうですがこれもわかりやすく学べる本があります。

それがこちら。

僕も1度読んだだけですが実践していくとどんどん理解が深まりますし、ホームページの質があがっていくのがわかります。

まだ雇われの人でも学生でも読んでおくべき本だと思います。

キャッチコピー・セールスコピー:セールスコピー大全

キャッチコピー、セールスコピーと言われるものを勘違いしている鍼灸師は多いと思います。

価値のないものを騙して売る方法ではありません。

自信を持って提供できる価値あるものを的確に短い文章で伝えることができる。

それがキャッチコピー、セールスコピーなんです。

普段目にする商品広告の中にはたった1行2行の短い文章に凄まじいテクニックが散りばめられています。

こちらの本はセールスコピーについてがっつり教えてくれるコスパめちゃくちゃ高い本です。

この価格でこんなに有益な情報が!!

自分の施術は絶対にいいはず、なのになんで患者さんが集まらないんだろう。

そんな悩みを抱えている人は必ず買ったほうがいい本です。

たまたま本屋でこの本をみつけて買いましたがものすごい勉強になりましたし、もっと読み込んでいかなくてはと思ってます。

まとめ

というわけで鍼灸師の年収についてとその上げ方、さらに1000万はどうしたら達成できるのかということを書かせていただきました。

年収や売上のことを考えない、むしろ売上のことなんて鍼灸師としておかしい!なんていう鍼灸師もまだ多いです。

売上というのはその鍼灸師、鍼灸院の信頼の証でもあると僕は考えます。

もちろん地域差はありますから単純に数字だけで比較することはできません。

しかしお金に苦労している鍼灸師が多いのも事実です。

患者さんに寄り添い、心身の不調を緩和改善し、笑顔にさせる。

そんな仕事が価値のないものであるはずがありませんよね。

価値は間違いなくあるんです。

価値のある仕事をしている鍼灸師自身が金銭的に余裕がない、自由がない、家庭をもつことも厳しいなんて状況を僕は打破したいと最近良く考えます。

最初に書いたように年収1000万を超える人は日本の労働人口の5%と言われています。

たった5%です。

世帯年収で言えばもう少し増えるようですがそれでも10%程度です。

鍼灸師がこの中に入ろうとするならそれだけの努力と行動が必要です。

鍼灸師はその価値をきちんと伝えられていないことがまだまだ多いと感じますし、伝えることができれば年収1000万とはいわなくても家庭を持ち、楽しく暮らせるくらいにはなれるはずです。

これから鍼灸師になろうという人、なりたいと考えている人、すでに資格を取っているけど現状を打破したい鍼灸師の方はぜひ技術力や医学知識だけを勉強するのではなく、どうしたら価値が伝わるかというのも勉強してもらえたらと思います。

(あ、もちろん価値を高めるためにしっかり技術力は高めなくてはいけませんよ?)

ちょっと長くなりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※年収を上げたいなら患者さんに喜ばれることが必須です。

患者さんが喜んでくれる鍼灸師必須アイテムをこちらの記事で紹介しています。

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